日本の城跡

能満城(別称:府中城)

主郭遠望
訪問日 H23年 1月
ポイント 兄弟城である市原城の東500mの台地上にある。城域は600m四方あり、三方を谷田に囲まれ、北側から入る縦割りの谷が二つの舌状台地を形成している。南側台地続きの部分は琵琶首状で、日吉神社西端に土塁と空堀があり、空堀は縦割りの谷に続いている。主郭は中央東端に位置し、土塁と空堀で固めている。
印象 室町時代建立と言われる日吉神社から入る。分厚い土塁で囲まれており、裏に空堀跡らしい竹藪が住宅開発が迫るなかに残っていた。次にこれも外郭の一部と思われる釋蔵院付近の土塁を見ながら主郭へ。思っていた以上の厚く、高い土塁に囲まれていた。その周辺は、今は埋め立てられているが空堀が廻っている。少し強引に虎口から中をのぞいたが農家の作業小屋があるのみ。遺構も少なく詳細が分からない城だった。
地図
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略史  戦国時代、里見義堯が前線基地として築城、里見氏の家臣が入城していたらしいが詳しい資料はない。
主郭虎口 主郭 同土塁 同土塁・手前空堀跡 同土塁・空堀跡
同土塁と堀切跡
郭跡と空堀跡?・前方に主郭
  日吉神社に残る土塁
日吉神社本殿(室町時代建立)外郭?
同裏の空堀跡 釋蔵院(外郭?) 同から城域の台地を見る