日本の城跡

足利政氏館

甘棠院・館
訪問日 H18年 4月
ポイント 久喜は旧利根川で出来た自然堤防状の上にあり、八つ手の葉のように浸蝕されている要害にある。更に深い薬研堀の水堀と土塁を廻らせ、館の規模は東西400m.近い大きなもの。
印象 高基の弟貞巌を開山とする永安山甘棠院と称す。周囲は現在もしっかりした水堀(現在空堀)と土塁に囲まれており城館のフンイキが残っている。
地図
地図をクリックすると拡大します

略史  古河公方の家督を継いだ足利政氏は扇谷・山内両上杉家、更に関東管領山内家を巻き込んだ抗争の中、嫡子基との対立に敗れ出家し道長と名乗りこの館に隠棲した。その後高基と和解したが死ぬまでこの館に居住した。
土塁・空堀