堀切 |
訪問日 |
H25年 2月 |
ポイント |
甲斐に通じる案下古道(陣馬街道)を眼下に押さえる、大石氏が開山した浄福寺の裏山が城跡。主郭を最高所に置き、そこから派生する複数の痩せ尾根に堀切で断ち切って郭を配置した典型的山城の縄張り。特に北東尾根は厳重で、大規模な堀切を設けて尾根を分断し、更に尾根から分岐する部分に二重堀切や畝状竪堀で固めている。 |
印象 |
居館跡という浄福寺の駐車場を借りる。急斜面の山で登城口を見つけるのに少しうろうろ。白山神社の裏手から登頂、途中の観音堂まではスムーズに行けたが、そこからが大変だった。両側が崖になっている急坂をひたすら上る。途中、何度か止めようかと思ったが、いくつかの小郭を過ぎて、やっと堀切に囲まれた主郭に。広くはない。更に北へ行くと二つの堀切があり、その先に郭があった。そしてその先に連続堀切がある。東斜面には竪堀もあり、北尾根側が厚い防禦設備で固めていた。しかしこんな険しい山に本当に城を構えていたのかと疑問にも思えてしまった。無数の堀切や竪堀など、戦闘用の中世山城を満喫できる城ではあった。 |
地図 |
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