本郭・二の郭間の堀切 |
訪問日 |
H25年 2月 |
ポイント |
北東に突き出した舌状台地を利用し、黒目川を眼下に見下ろし、南側も谷津になっている天然の要害。更に稜線続きの西側も大きくくびれている為大軍の侵入が難しい地形となっている。城郭は四の郭(消滅)・三の郭・二の郭・本郭と連郭式縄張りで一番高い所に物見櫓があった。各郭間には広く深い堀切や空堀で区画され、本郭と二の郭間の堀切には跳ね橋があった。本郭は土塁が周囲を廻っているが、二の郭は西側のみで、三の郭には土塁は認められない。 |
印象 |
城址公園になっている。黒目川沿いの丘の上に位置する。あまり期待していなかったが、一角に櫓台をもつ、土塁に囲まれた本郭、だいぶ浅くなったが折りの付けられた堀切の向こうに一番広い二の郭、更に堀切があり三の郭が配置されていた。また道路整備で削られた四の郭(大手)があったようだ。城山の周囲の周回路は帯郭跡であったろうが、かなり改変されてしまった。都市開発の下では、遺構も残り、なんとか踏みとどまった城跡か。 |
地図 |
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