日本の城跡

鵜戸神宮

 
楼門
 
御祭神他 主祭神は日子波さ武鵜草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)。相殿に「おおひるめのむち」(天照大御神」ほかの皇祖神と神武天皇を祀る。縁結び・夫婦和合・子授け・安産等の信仰を集めている。社殿は本殿・幣殿・拝殿が一体となった権現造こけら葺で、極彩色。拝殿は千鳥破風と唐破風を飾る。飫肥藩主伊東祐実が改築したものを、改修を重ねてきた。本殿前にある亀石は豊玉姫が海神宮から来訪するときに乗った亀が石と化したもの。石頂に枡形の穴が開くことから「枡形岩」と呼ばれ、その穴に男性は左手、女性は右手で願いを込めた「運玉」を投げ入れることで願いがかなうと言われている。
印象 NHK朝のドラマ「たまゆら」で全国的に新婚旅行の定番地に。さすがに最近は新婚さんは減ったようだが、縁結び・子授けの神として、更に奇岩・断崖が至る所にあり、人気を集めているようだ。全国的に珍しい、海の側の階段を下りていくと、そこに波に削られた洞窟に本殿(下り宮)がある。更にそこここにある波に削られた奇岩は自然のパワーを感じさせる。帰りに亀石の穴に運玉を投げ、1個を入れることに成功!自然の力をまじかに感じる神宮だった。
略史  古代以来の海洋信仰の聖地。社伝によれば本殿に鎮座する岩窟は、豊玉姫が主祭神を生むための産屋を建てた場所で、その縁により崇神天皇の御代に6柱の神を六社権現と称して創祀され、推古天皇の御代に岩窟内に社殿を創建して鵜戸神社と称した。また782年に光喜坊快久という天台僧が桓武天皇の勅命を蒙って別当となり、神殿を再建するとともに、別当寺院を建立し、天皇より「鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺」の称号を賜った。その後修験道の一大道場として「西の高野」とも呼ばれる両部神道の霊地として栄えた。その後も伊東氏の庇護の下、社殿の建て替え、修復が行われた。明治になり神仏判然令により別当寺院の仁王護国寺を廃し、神宮号が宣下されるとともに、官幣小社に列した。1895年に官幣大社に昇格し、戦後に神社本庁の別表神社となった。

八丁坂

奇岩

神門

楼門

稲荷神社

浸蝕岩


千鳥岩

本殿入口


本殿

同内部

亀石

断崖

奇岩

奇岩

神武天皇碑

50年ほど前
途中の堀切峠
近くの道の駅付近