日本の城跡

臨済宗正眼寺(別称:妙心寺奥の院)

本堂
訪問日 S63年 4月
ポイント 臨済宗妙心寺派の修行専門道場。全国で最も学生の少ない短期大学も運営している。川上哲治元巨人軍監督が修行に入り、一時話題になった。樹齢300年の枝垂れ桜が美しい花を咲かせる。
印象 永保寺同様、禅の修業道場があり、凛としたお寺さんだ。修行僧が托鉢から帰ってきたところに出会い、感激した。スポーツ界・政財界の有名人がよく座禅を組にきてマスコミを賑わせている。そこが永保寺と違う。
地図
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略史  1330年正願寺の開山、関山国師慧玄大和尚、後の無相大師は京都大徳寺で修行中、都の塵を嫌い草深い伊深の里に住み禅の心を養った。以来九年の間、里人と耕作牧牛を共にし、又少しの暇をみつけては因果の妙理を説いた。しかし国師は花園法皇の強い求めを辞することも出来ず上京、法皇は厚く帰依して離宮を寺に替え、正法山妙心寺を創建した。その後約300年後、この関山の跡地に大極和尚が領主佐藤吉次を檀家として茅屋を建て、初祖山・円成寺を創建した。そして10年後、国師の御像を塔中に安置して妙法山正眼寺と改名した。幕末、雪潭大和尚が本山の命により僧堂を設置して当寺を本宗の専門道場とした。明治42年、国師滅後550年に当たり、無相国師の謚号を賜り洞宗聡大和尚は伽藍を再興して今日の景観を整えた。
  参道
  
 専門道場看板
   
山門
本堂・修行僧
渡り廊下
本堂・庫裡