日本の城跡

見川城

土塁・堀

訪問日	Ｈ２４年　４月
ポイント	桜川低地に面する台地端に位置し、主郭を東南端に、その西に二郭・三郭が南北に配している。主郭は三方に折れを伴う土塁が巡り、西端の土塁は高く築かれている。そして四方を深い空堀が囲み、西北に桝形を伴う虎口がある。二郭・三郭には低い土塁が巡り、三郭西方に開く虎口前面に空堀が、虎口南方の土塁は櫓台状になっている。台地端には主郭と二郭を取り囲む横堀が設けられ、主郭周辺では二重堀になっている。背後は桜川に守られている為北方を意識した防禦となっている。
印象	桜川沿いの山にある。城碑の裏から入ろうとしたが、見つからず住宅の脇に、堀・土塁の跡を発見して強引に入るとびっくり。一面の藪の中に、郭が土塁に囲まれて残っていた。思わず興奮して”やった！”　郭がいくつかあり、折りのある土塁・空堀・櫓台が。これがもう少し整備されていたらなと思った。なかなかの城だった。
地図