日本の城跡

雉ヶ岡城（別称：八幡山城）

本郭と東の郭間の水堀

訪問日	Ｈ２２年１０月
ポイント	児玉は鎌倉街道沿いに位置する要衝で、関東管領上杉氏にとって重要地であった。本郭はじめ、二の郭・三の郭・外郭・馬出し等で構成された本格的かつ規模的にも県下有数の平城である。
印象	八高線の建設で線路の土盛りの為、北側の土塁が削られたり、高校・中学校建設で本郭・二の郭・三の郭の殆んどが破壊された。しかし三の郭・外郭・水堀・土塁・馬出し等が残り、城址公園として整備されている。どっしりした土塁、幅広い水堀を見ると、当時の姿が偲ばれる。残念だ。
地図

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略史　　室町後期に関東管領山内上杉氏の家臣、夏目定基が築城。戦国期には鉢形城主北条氏邦の持城となり、鉢形城の支城として家臣の横地忠春を置いた。豊臣秀吉の小田原征討で落城、徳川家康の関東入部に伴い、竹谷松平氏の松平家清が児玉郡八幡山に入封して雉ヶ岡城に入城した。その後関ヶ原の軍功で加増受け、三河吉田に転封、当城は廃城となった。

南の郭の水堀

南の郭の曲輪

南の郭の土塁内側

南の郭

南の郭の土塁外側、下の道路は空堀跡

南の郭の櫓跡と手前が大手門跡

二の丸に続く馬出し

馬出しと二の丸間の空堀

同空堀、前方は本郭下の水堀

南の郭・土塁

南の郭水堀跡・土塁

南の郭と東の郭間の水堀

東の郭右側の水堀

東の郭土塁

東の郭

本郭（児玉中学校）土塁と水堀

本郭土塁下から東の郭と南の郭方面

南の郭端の井戸

南の郭と二の郭間の空堀方面

同水堀、前方は三の郭（児玉高校）

本郭土塁堀切

本郭土塁、右側は本郭跡地の児玉中学校

二の郭土塁上の金毘羅神社

児玉高校がある東の郭出枡土塁・水堀

同地の出枡を縦に切断土塁

馬出し土塁と埋立てられた水堀と手前は馬出し跡

同地の土塁・水堀跡

三の郭跡の児玉高校グランド、前方の木立の先が本郭跡