日本の城跡
品川台場(第三・第六台場)
略史 嘉永6年(1853年)、アメリカ艦隊来航に当たって海防の必要を認めた江戸幕府が築造した台場の一つである。無人島と化している第六台場とともに、大正15年に「品川台場」として史跡に指定された。当初計画では品川沖から深川沖にかけて11基の西洋式砲台を築く予定であった。設計者は韮山代官の江川太郎左衛門である。着工からわずか1年3ヶ月で5基(第一、二、三、五、六)が完成したが、残りは財政難から建設中止となった(第四は7割ほど完成)。代わりに陸上に御殿山下台場を建設した。 |