日本の城跡
滝山城
大空堀・引橋
訪問日
H12年 5月
ポイント
多摩川が削る断崖上にある。30から50m.の高さ。30の郭で形成され丘山城として都内最大の中世城郭。武田信玄の猛攻を城主北条氏照は対等に渡り合い、大軍を釘付けして小田原城防備の時間をかせいだ。
印象
想像以上の城郭。本丸・空堀・多数の郭・井戸・土塁・枡形虎口等良く残っており戦国の城として見ごたえあった。
地図
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略史 高月城の大石定重が築城。大石氏は木曾義仲の末裔を称し、代々関東管領山内上杉氏に属し武蔵守護の守護代を務めた屈指の雄族。定久の時、北条氏康との河越夜襲で敗れ以後北条氏に属し引退、家督を氏康の次男氏照に譲る。氏照は武蔵国掌握の拠点とし、特に武田信玄との間で激しい戦闘を展開し見事に城を守り抜いた。しかし更に強固な城を求め八王子城を築城、当城を廃城とした。
遠望
三の丸
小宮曲輪
空堀
同
土塁・空堀
同
千畳敷
中の丸
空堀・土塁
引橋
空堀・急な城塁
本丸・城碑
本丸
大井戸
城下の多摩川