日本の城跡

益子城（別称：古館）

主郭の益子小学校
訪問日 Ｈ２４年　４月
ポイント 益子町の丘陵の突端の東斜面に構築。規模は南北３００ｍ、東西１００ｍあり、小学校になっている主郭を最上段に置き、堀を巡らした方形の館とその北に連続した郭で構成されている。
印象 小学校が耐震工事中だったりしていたので、落ち着かず周りから眺めた。益子古城から移住したとのことだが、古城の方が城郭らしかった。
地図
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略史　　鎌倉中期、益子古城より移住し益子氏の拠点となった。益子氏は室町初期の貞正の時、鎌倉公方足利基氏と武蔵で戦って討死、子安正が死亡後、嫡子が幼少であった為一族の勝直を城主として迎え、益子城を築城した。益子氏は紀清両党として宇都宮氏家臣団の中でも勇猛な一族であった。しかし戦国時代に入ると内紛が起こり、これを発端に宇都宮氏とも対立、主家から独立しようとする動きが出てきた。その後何度かのお家騒動が起きた後、家督を継いだ重綱は隣接する一門の笠間氏と戦い、勢力を消耗していった。戦国末期、終に主家の宇都宮国綱らに攻められ益子氏は滅亡、廃城となった。
遠望 主郭 麓の城塁