日本の城跡

林小城

左が林大城、右の手前の山が林小城

訪問日  Ｈ２６年　５月  ポイント  林小城は松本平の中央東端、薄川左岸の丘陵上に位置する。城郭は山頂に主郭を置き、北側斜面に二郭・三郭はじめ段郭群を階段状に縄張りしたもの。そして主郭南側尾根には不規則な多くの堀切で遮断している。郭の規模は全体的に小規模で単調な構造になっているが、横矢を意識して塁線を大きく迂回するような導線になっている。更に各郭を仕切った高い切岸を石垣で固めている。そして主郭を取り巻く石垣や竪堀を多用した縄張りは山家城・桐原城との共通性が強いものになっている。  印象  ここは麓から登城する。登城道はまずまず整備されているが、かなりきつかった。不気味な”地獄の釜”を通って登っていくと、幾筋もの竪堀が落ちてくる。それを横切りながら九十九折の山道をふーふー言って登る。暫く行くと石垣が見えてきた。主郭・二郭・三郭の外側は石垣で固めているが、それが崩れかけていて哀愁を感じた。主郭の裏側で山続きの部分は、深くきびしい堀切で遮断していた。大城とは違う城だった。  地図   地図をクリックすると拡大します

遠望		登城口	ここにも柵があった	登城道
地獄の釜	竪堀	同	同	段郭
合流する竪堀	竪堀	同	段郭	同
同	同	主郭方面	段郭	同
段郭群を振り返る	主郭方面・土橋と堀切	三郭切岸	三郭	三郭石垣
散らばる石	二郭	同に散らばる石塁	二郭・竪堀	三郭から二郭虎口・主郭石垣
二郭・主郭石垣	主郭切岸	主郭から二郭	主郭石垣	同
同	同	主郭裏側の堀切	同	同から見た主郭切岸
同付近の竪堀	同	主郭裏側に続く堀切	その先の段郭	主郭切岸
竪堀	同	畝状堀切	主郭・石垣	同
同	同・二郭	主郭	同・高土塁	同・高土塁
主郭・土塁	主郭	主郭切岸	主郭から二郭	同から竪堀群