日本の城跡
小松館
館跡
訪問日
H22年 8月
ポイント
東西60m、南北160mの規模を有する。東に衣川が南流し断崖になっており、西と南も小成沢の崖に囲まれた北館から続く台地の突端部に位置する要害。安倍館の一段低い場所に位置。
印象
当館も稲穂がたわわに実った田園風景。高速道路の建設で、かなり変形している。側を流れる衣川は歴史をこえて、ゆったりと流れていた。
地図
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略史 当館は安倍貞任の叔父、僧良照の館。良照は前九年の役の時、康平五年(1062)に磐井の小松柵で源頼義と清原武則の連合軍を迎え撃った。小松館は安倍氏滅亡後荒廃したが、300年後の室町時代に、葛西氏家臣の破石氏が館を建て、葛西氏滅亡まで当地を支配した。