日本の城跡
小野城
(別称:桜ヶ森館)
城山
訪問日
H13年 5月
ポイント
鳴瀬川河畔の丘陵上に構え、独立形の丘に本丸をおき、それを包み込む形に周辺に大小の支城を配した輪郭式平山城。本城と支城の間には満々と鳴瀬川の水が引き込まれた難攻不落の要塞。桜ヶ森館・梅ヶ森館・松ヶ森館の三つを小野城と言った。
印象
周囲は住宅が迫って来ている。鳴瀬川の対岸から城を見ると川を利用した要塞のイメージが沸いてきた。
地図
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略史 桃生郡深谷の豪族長江氏の居館。長江義景は源頼朝から文治年間(1185頃)に深谷を与えられ代々居城。大崎氏から伊達氏の勢力下に入り、大崎氏の内紛に乗じて出兵した政宗の軍監として出陣したが戦場で謀反、在地豪族の反骨を見せた。しかし秋保から出羽に逃れようとして捕えられ殺害され長江氏は滅亡した。
遠望
本丸
同
本丸断崖
本丸登城口