日本の城跡

米沢城（別称：松ヶ崎城・舞鶴城）

上杉神社・本丸

訪問日	Ｈ５年１１月　　　　　　　　　　　　　　Ｈ１３年　６月
ポイント	関ヶ原の役で上杉氏は大巾減封され、財政難から天守閣も石垣も築かず櫓も三層のものがあっただけ。城下には三の丸に大身の武士、小身の者は郭外に配置、下級家臣、陪臣は郊外居住し半農半士の体制をとった。花沢町に下級武士の屋敷が軒を連ねている。
印象	水堀、土塁は残るが周辺の遺構は取り壊され本丸に上杉神社が祀ってある。こじんまりした規模のうえ、低く盛って土塁を堀が囲んでいるだけ。あの上杉家の城かと感慨ひとしおだった。
地図

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略史　　大江時広が地頭職になり入部築城。伊達氏が置賜地方を支配、晴宗の時本拠を米沢に移し発展したが政宗の時岩出山に移封を命じられた。その後蒲生、上杉氏の支配となったが関ヶ原、後継問題で大巾減封となった。しかし”人こそ第一の宝である”として家臣を迎えいれた為財政困窮の因となる。綱憲は吉良氏からの養子で吉良氏への援助や赤穂浪士の討ち入りで打撃を受けた。更に大凶作、東叡山中堂修理等で困窮を極めた。しかし鷹山の時自ら質素倹約を実行、農村復興、産業の開発、藩校の創設等改革を断行、隠退後も治広と共に五子褒賞による人口増加、養蚕業の奨励、織物の技術指導や役人、役所の減少等で実績を挙げその後の藩政にも影響を与えた。幕末、斉憲は大砲の鋳造や洋式小銃の採用等郡制の改革に努め、又攘夷親征の猶予を奉請した。戊辰時仙台藩らと会津藩赦免を嘆願したが却下。奥羽越同盟を結成したが逸早く新政府軍に降り、参陣した。

上杉神社・本丸

上杉神社本殿

本丸・水堀・土塁

上杉記念館・二の丸

上杉宅道路・二の丸

本丸・水堀・土塁

本丸三階櫓・土塁