日本の城跡

下津井古城(別称:長濱城)


祇園神社(古城)への参道
 訪問日  H26年 7月
 ポイント  下津井城の南麓の比高20mの独立台地にある。城は四方を急崖に囲まれた要害地形で、当時は直接海岸に面していたと思われ、港を監視するには絶好の位置である。隣接する下津井祇園台場は、幕末に海防上の理由から岡山藩が建築したものである。
 印象  今は道路が走っているが、海岸の際の切り立った小山にある。山の上の曲輪跡は祇園神社の境内になっており、その裏側に櫓台跡らしき台地があった。目の前に瀬戸内海が広がり、絶好の監視ポイントで、海城であったと思われる。その為神社に隣接して、江戸時代に台場が築かれ、その石垣が残っていた。
 地図  
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略史  源平合戦の時代には、ここに城跡があったという。楠木正成らに敗れた足利尊氏が、九州に逃げた後に味方を得て、再び上洛する途上に、千艘の軍船を率いてこの地に3日間滞在したという。

下津井城周辺からの遠望

海が迫っていた古城

途中の急崖

途中の削平地

本殿(曲輪)への階段

祇園神社本殿(曲輪)

本殿裏手の台地・石垣


祇園台場・石垣




同・古城遠望