日本の城跡

木之本地蔵院(長祈山浄信寺)


地蔵院本堂
訪問日 H29年11月
ポイント この地蔵院は目の仏様であり、多くの人々が眼病に困っているのを見て、自らが片目をつむることによって身代わりの願をかけた片目の蛙が住んでいるとのこと。また境内には秘仏の本尊を模した6mの地蔵像が立つが、「木の本のお地蔵様」として全国から多くの参拝客で賑わっている。
印象 賤ケ岳砦に行く前に近くで昼食、秀吉がこの地蔵院に本陣を置いたとのことで、参拝。明治天皇も当院を参拝、その際に当書院に宿泊されたため、書院の構えが立派だった。歴史上の有名な方々もお参りした、由緒ある雰囲気のある寺だ。
地図
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略史  地蔵院は時宗の寺院で浄信寺という。本尊は地蔵菩薩(秘仏)である。武天皇の時代、難波浦に金光を放つ地蔵菩薩が漂着し、これを祀った金光寺を難波の地に建てたのが始まりという。その後、諸説あるが木之本に移されたもので、空海・菅原道真・木曽義仲・足利尊氏などが参拝している。また賤ケ岳の戦いでは、羽柴秀吉が本陣を置いているが、この戦いの戦火により焼失した為、秀頼の命により片桐勝元が再建した。その後、寺は再度焼失したが、宝暦年間(1751年頃)に僧仁山の勧進により再建されたものである。

阿弥陀堂

書院

地蔵菩薩像

北国街道・札の辻

北国街道

駅からの坂道