日本の城跡
木之本地蔵院(長祈山浄信寺)
略史 地蔵院は時宗の寺院で浄信寺という。本尊は地蔵菩薩(秘仏)である。武天皇の時代、難波浦に金光を放つ地蔵菩薩が漂着し、これを祀った金光寺を難波の地に建てたのが始まりという。その後、諸説あるが木之本に移されたもので、空海・菅原道真・木曽義仲・足利尊氏などが参拝している。また賤ケ岳の戦いでは、羽柴秀吉が本陣を置いているが、この戦いの戦火により焼失した為、秀頼の命により片桐勝元が再建した。その後、寺は再度焼失したが、宝暦年間(1751年頃)に僧仁山の勧進により再建されたものである。 |