主郭下の腰郭の虎口 |
訪問日 |
R元年11月 |
ポイント |
城は杣川と五反田川の合流地に南北に張り出した半島状の丘に築城。丘陵の最高部に東西南北を高土塁に囲まれた主郭を置き、西に延びる尾根筋を削平した二の郭とし、その先を堀切で区画した見張り台的な三の郭を配置している。主郭北側には腰郭、その下に一番広い居館があった五の郭、更に池を挟んで二つの郭があり、縄張りは結構複雑。 |
印象 |
登城口から藪を少しかき分けると、広い郭に出る。居館があった郭らしい。その先に高い土塁が立ちふさがり、主郭と思いきや主郭下の腰郭で、虎口が口を開けていた。左回りに行くと、横堀の先に主郭虎口がある。主郭を取り囲む土塁は高く、太い。土塁上を歩いて回ると、南側に横堀や堀切があり、尾根筋を区画し防御していた。更に五の郭の食い違い虎口や七の郭の土塁囲みの武者だまりらしい遺構等、想像以上の見応えであった。 |
地図 |
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