日本の城跡
麻田陣屋
略史 藩祖木一重は美濃で生れ、最初今川氏真に仕え、のち徳川家康に仕え姉川の合戦で活躍した。その後丹羽長秀に仕え、その死後羽柴秀吉に仕え黄母衣衆に列し麻田に居城した。大阪夏の陣で豊臣方の和議の使者として駿府に下向したが、この間に大阪城が落城した為剃髪、幽居した。だが徳川家康に召抱えられ、伊予・摂津等の一部を与えられ麻田に陣屋を構えて立藩した。次の重兼は英明の誉れ高く、文武を奨励し領民に仁政を施した。また隠元禅師が万福寺を建立する際、奉行として伽藍を完成させた。青木氏は14代、255年にわたり在封した。 |