日本の城跡

土居の内(別称:大渕館)

土塁・堀
訪問日 H25年 5月
ポイント 土居とは中世、集落や建物などの周囲を防禦の為に巡らせた土塁のことである。当時の土豪・国人など名主の居宅は、土塁のほか堀を設け、林や藪に囲まれていたものが多く、堀の内とも言う。当地は方形の敷地を高さ約2m、底幅5mの土塁が囲み、東の畑川が堀となし、他三方も堀を巡らした。篠山市内にいくつも存在した館形式であったが、現在は当地のみで貴重である。
印象 在地土豪の居館。現在も使用している個人宅だが、周囲に土塁と一部消滅しているが堀が巡っている。こじんまりしているが、なかなか面白い遺構だった。ここから見る八上城は壮観だ。
地図
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略史  戦国末期、在地豪族畑能綱・守広が築いたという。
正門 土塁・堀 土塁 後ろ側土塁・堀跡
遠望 畑川越しの遠望 八上城遠望