日本の城郭

京都御所

紫宸殿
訪問日 H8年 9月
ポイント 平安京建都当初の内裏は現在の御所よりかなり西方にあり、JRの二条駅近くの千本丸太町交差点の北東にあった。しかし戦乱で荒廃した為里内裏に移った。現在の御所も里内裏を基に拡充したもので後に北朝と呼ばれる持明院統の天皇家が歴代居住した。ちなみに南朝と呼ばれた大覚寺統の天皇家の御所は二条富小路内裏にあった。京都御苑は御所・仙洞御所・大宮御所などを包む南北1.3km.、東西700m.の広大な緑地。明治以前までは宮家や、約200の公家の屋敷があった。御苑の四方には九つの門(清和院・寺町・今出川・蛤・乾ほか)があり、それぞれに歴史がある。
印象 初めての訪問。とにかく広い。建物は簡素で清楚な感じ。平安朝の優雅なムードだ。幕末、明治維新の動乱がここで起きた。蛤御門等興味深く見て廻った。
地図
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略史  南北朝時代の光厳天皇が元弘元年(1331)に里内裏だった土御門東洞院殿を皇居と定めたもの。その後、信長、秀吉、家康らが修理、造営を行ったが火災等で焼失、現在の建物は江戸時代末期の安政二年(1855)に総奉行、松平定信によって平安様式にならって再建されたもので安政内裏と呼ばれる。御所の正殿で即位の大礼など大儀が行われる紫宸殿、天皇の日常の住居である清涼殿のほか、小御所・御学問所・御常御殿などの建物が建っている。
建礼門
建春門
大宮御所
日華門
御学問所
春興門
御常御殿
御池庭