日本の城跡
古墳・飛鳥・白鳳文化の遺跡巡り(摂津・大和を中心に)<1>
訪問日:H30年 3月30日
今回訪問遺跡地図
大和政権の成立、蘇我氏の台頭、仏教の伝来
大和の豪族の分布。 大和の政権の本拠地は三輪山の麓とされ、大王墓は前期の大型古墳が集中している大和・柳本古墳群の中にあるとされている。そして「連」姓の大伴・物部両氏の本拠地が古墳群に接している。一方、「臣」姓の和珥・葛城・平群などの有力豪族の本拠地も大和盆地の各所にあり、その地域にも大型古墳が営まれていることが注目される。 |
蘇我氏は、一族の女子を妃にすることで、天皇家と深い関係を築いていた。とりわけ厩戸王(聖徳太子)は、父(用明天皇)方、母(穴穂部皇女)方の祖母が、ともに蘇我稲目の娘であり、自らも馬子の娘刀自古郎女を妃としており、蘇我氏と深い関係にある。 |
都塚古墳 正月元旦に金鳥がなく伝説があり、別名金鳥塚ともいう。6世紀後半の築造で、一辺40mの階段ピラミット状の巨大方墳。横穴式石室には、凝灰岩製の家形石棺がある。被葬者は蘇我馬子の父蘇我稲見との説もある。 |
|||||
藤ノ木古墳 斑鳩の法隆寺の西350mにある。6世紀後半の築造とされる、径約50mの円墳。石棺は未盗掘で、2体の人骨と冠・沓などの金銅製品、多数の玉類、銅鏡、太刀・剣などの豊富な副葬品が検出された。また石室からも華麗な装飾金銅装馬具や武器・武具等が発見された。 |
欽明天皇稜 6世紀後半の築造の前方後円墳。全長138m、後円部径73m、前方部幅107mだが、実際には後円部が大きく削られており、築造時はもっと大きかったと思われる。 |
古墳・飛鳥・白鳳文化の遺跡巡り1~3
参考図書・資料 山川出版社 諸説日本史図録 : 飛鳥京観光協会 明日香村観光マップ・個別説明書 : その他パンフレット等