日本の城跡

談山神社


正面石段
訪問日 H30年 4月
ポイント 中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)は多武峰に登り、「大化の改新」の談合を行ったことから、後にこの山を淡山、淡所ヶ森と呼び神社社号の起こりとなった。十三重塔は木造では世界唯一のもので、唐の清涼山宝池院の塔を模して建てられたと言われる。高さ17mで、屋根は檜皮葺、神仏習合時代の名残りである。また本殿は聖霊殿、多武峰社ともいわれ、三間社隅木春日造りの絢爛豪華な様式で知られ、社殿全体は極彩色模様や、花鳥などの彫刻で装飾されている。日光東照宮造営の際の手本となったことでも有名である。
印象 桜の名所でもあり、紅葉の名所でもある。大化の改新ゆかりの地、蹴鞠祭り、そして歴史を感じさせる重厚な建物群は、何かほっとさせる時間であった。関西の日光と呼ばれるようだが、うなずけた。
地図
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略史  桜井市多武峰に鎮座、藤原鎌足を祭神とす。678年に鎌足の長子、僧定恵が父の遺骸の一部を多武峰に改葬し、十三重塔を建て、翌年に堂舎を建てて妙楽寺と号したのがその初めである。因みに現在の十三重塔は1532年の再建。701年に聖霊殿を設けて鎌足像を安置した。のち外語天皇から、「淡山権現」、後花園天皇から「淡山大明神」の号を賜り、つねに国家を鎮護する神として大きな崇敬をえている。江戸幕府から朱印領3000石を寄進されている。しかし明治の神仏分離令により、山内の多くの寺院は破却された。1874年に別格官幣社に列格した。

飛鳥宮跡付近から多武峰方面

参拝口

正面石段

城壁のような石垣

総社本殿

総社拝殿・神廟拝所

総社拝殿

同内の福禄寿大神

祓戸社コマンド池

神廟拝所

神廟拝所と権殿

比叡神社

十三重塔

西宝庫と楼門

本殿

本殿

拝殿内の展示物


同天井

拝殿
楼門と拝殿

上から見た神廟拝所

十三重塔

参道脇の石灯篭

後醍醐天皇寄贈の石灯篭

駐車場に残された旧家屋敷門

藤原不比等の墓と言われる十三重塔

駐車場から

見晴らし台から明日香村方面(借写真)