日本の城跡

深江城(別称:一戸城)


住吉社・主郭、隣に回天神社
訪問日 H27年11月
ポイント 城には海上交通の安全を祈願して住吉社を建立。眼下の深江湊は「潮待ち」として利用された。城の遺構は神社のある曲輪ぐらいか。現在、城山には住吉社の隣に「回天神社」が祀られている。大戦中、深江港に回天特攻基地があり、基地内に神社があったが、敗戦後に当地に移したもの。
印象 海に面した小高い山城。住吉神社が鎮座しており、目立った遺構はなかった。波に洗われたろう山肌(断崖)が荒々しい。回天神社が隣にあったのにはびっくり。この周辺の特攻回天基地にあった神社を終戦後、当地に移し関係者に大切に守られてきたらしい。今も基地の面影が残っている。思わぬ展開だった。
地図
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略史  室町初期に大神親増が築城、戦国期に大神顕親が古い城を改修して深江城と改めた。豊臣秀吉の時代、九州制覇を狙う島津軍が豊後に侵攻し深江城を攻撃、落城したが城主の大神鎮勝は脱出したが、後に朝鮮出兵で戦死した。

遠望

主郭虎口、腰曲輪?

参道

主郭

本殿奥の土塁?

主郭、回転弾頭

回天弾頭

深江養魚場・回天訓練場

実物大の回天模型

同・深江城遠望