日本の城跡
安田城(別称:安田塁)
略史 築城年代は定かではないが、1580年代には存在していたと思われる。1585年、全国統一をめざす豊臣秀吉が越中の佐々成政を攻めたときに、秀吉は呉羽丘陵にある白鳥城に本陣を置いた。この時、秀吉に与した前田利家の家臣岡嶋一吉らは安田城に布陣した。佐々氏が転封後、越中は前田氏の所領となり、安田城も前田氏の持城となった。1597年、前田利長が守山城から富山城に移った時、再度岡嶋一吉、片山伊賀が白鳥城に配されたが、白鳥城を詰の城とし、この安田城を平時の居城とした。しかし一国一城令で安田城は廃城となった。 |