日本の城跡
越前勝山城
略史 城は戦国時代に柴田勝家の一族である、柴田勝安によって築城された。柴田氏滅亡後、成田重政、長谷川秀一が城主となった。関ケ原の役後、結城秀康は越前一国の領主になったが、1624年に秀康の五男松平直基が3万石をもって入封、勝山藩を立藩した。その後弟直良が入封、移封後天領となり廃城となった。1691年、小笠原貞信が入封し藩が確立し、明治まで8代続いてこの地を治めた。貞信は廃城となった城を、旧城の再建という名目で幕府に願い出て築城を許されている。最後の藩主長守は、煙草、生糸の生産販売を促進し、近代勝山産業発展の基礎を築いた。維新時は京都の警備、新政府への恭順と体制に順応した。 |