日本の城跡
大樹寺
山門(重層門)
訪問日
S63年 3月
ポイント
多宝塔・如意輪観世音図像・大方丈各室襖張壁色彩図・杉戸絵など重要文化財。他に山門・総門・鐘楼・裏門や松平八代廟所がある。ここもいざと言う時は砦の役目を担っていたろう。
印象
徳川家の菩提寺だけに、三間の山門・多宝塔・八代の廟所等目を見張る。ただ、総門・参道が小学校の敷地になっている他、周囲は住宅がせまっており将軍家の菩提寺にしてはさびしい。明治政府の影響もあろうか。
地図
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略史 松平四代親忠が勢誉愚底上人を開山として文明七年(1467)創建、代々松平氏及びその子孫の徳川将軍家の菩提寺である。桶狭間の合戦で今川義元戦死、家康は夜陰に乗じて大樹寺に逃げ込んだ。そして住職登誉上人の教訓により、"厭離穢土欣求浄土”の念仏の信によって出直しをした。以後その後戦には必ずこの八文字を旗印として赴いた。家康没後、遺言で位牌は大樹寺に祀られ、代々松平氏及び14代将軍までの位牌が安祀されている。
山門
総門
山門の組物
山門
多宝塔
本堂
袴腰鐘楼
以下松平八代廟所