日本の城跡
鳳来寺(真言宗五智教団本山)
略史 開山は白鳳時代で利修上人という。鳳来寺山頂近くにあり、表参道の石段は1425段という。本堂は大宝3年(703)の創建といわれ文治年中に源頼朝が伽藍諸堂宇を新築したとされる。慶安元年(1648)徳川家光が諸堂宇造替を発願し、同4年に竣工し同時に東照宮も完成した。最盛期には薬師堂・常行堂・天神社・観音堂・三重塔・鏡堂・弁天堂・毘沙門堂・弘法大師堂・鐘楼・楼門等有し、更に山麓から本堂まで21の坊舎があり壮観を呈したが、明治に入り類焼や棄却で現在は東照廟・楼門(仁王門)・奥の院・勝岳不動堂・僧坊医王院・増通院・本堂のみ。 |