日本の城跡

鵜沼城(別称:宇留摩城・志水山霧ヶ城)

遠望・木曽川河岸
訪問日 S63年 2月
ポイント 木曽川が濃尾平野にさしかかり、ゆるやかな流れに変るところの河岸に位置する。街道が木曽川を越えて美濃と尾張を結び、木曽川北岸を遡上すれば中山道太田宿に至る交通上の要衝。織田信長に対する木曽川北岸の守り。城山の南と東は木曽川の絶壁で、北も急峻である。
印象 木曽川のへりにある。こじんまりしているが全山岩山、三方は急峻で堅固な城。対岸に犬山城、はるか西方に岐阜城が見える。
地図

略史  室町中期に大沢治利が築城し、大沢家の代々の居城とした。子孫は美濃斉藤家に仕え、大沢正重は織田信長の美濃攻めに頑強に抵抗した。しかし木下藤吉郎の斡旋で降伏し、以後廃城となった。
遠望