日本の城跡
阿久比城(別称:坂部城・阿古居城)
略史 菅原道真を祖とする久松氏の居城。十四代道定の時久松氏を称した。道定は尾張守護斯波氏の被官だった。道定が阿久比城を居城としたかは定かではないが、十一代後の俊勝の時には住んでおり、徳川家康の母於大の方を妻に迎えている。そして成人した家康が阿久比城を訪ね、生母・異母弟と面会し、3兄弟に松平姓を与えた。その後久松俊勝は養子の信俊に阿久比城を譲り岡崎城に入った。しかし阿久比の信俊は織田信長の重臣佐久間信盛の讒言により切腹させられ、城は佐久間軍に攻められ灰燼となった。 |