日本の城跡

観音寺(別称:荒子観音寺)

仁王門
訪問日 S63年 4月
ポイント 尾張四観音の一つ。四観音はいずれも名古屋に入る街道に位置し、戦いの時には砦としての役割を持っていた。本尊は聖観世音菩薩。本堂・鐘楼・仁王門・六角堂・多宝塔・庫裡等がある。
印象 規模的にはそんなに大きくなく、又庶民的であるが、歴史を感じさせられる寺だ。どっしりとした仁王門、すっきりとした室町期禅宗様式の多宝塔、独自のノミさばきが見事な円空仏等印象的であった。寺は伊勢に通じる国道一号線をあさえている。
地図

略史  奈良時代、聖武天皇の時、泰澄和尚が開基した。天台宗系の寺。中世には学問道場であった春日井市の満蔵院に属する大寺として、多くの僧徒を要し学問が盛んであった。戦国時代、前田利家が本堂を再建した。
六角堂
水子供養
同・鐘楼
  多宝塔