日本の城跡
甚目寺(別称:甚目寺観音)
略史 仏教伝来からわずか60年後の597年に伊勢甚目村の漁師、龍磨が江上の入り江で漁をしていたところ、聖観音像(百済から日本に来る途中海中に投じられた三像仏の内の一つ)が網にかかった為お堂を建て像を納めたのが甚目寺の始まりである。従って法隆寺・四天王寺に次ぐわが国有数の古刹である。その後天智天皇、天武天皇から鏡・額の頂き物があり、そして栄枯盛衰の後、1201年には聖観上人が再興をはかり、七堂伽藍も整備された。更に豊臣秀吉、尾張藩主徳川義直公の庇護を受け、尾張四観音の筆頭として栄えてきたのである。 |