日本の城跡

田城

遠望
訪問日 S６３年　８月
ポイント 鳥羽市の南方、加茂川と河内川の合流する地点にある。九鬼神社があるが、嘉隆の子、守隆が嘉隆に暗殺された七代澄隆を祭ったもの。
印象 小高い、山というより丘の上にある。志摩七党の豪族であった九鬼氏の館であり、勢力伸張により鳥羽城に移っていった。周辺は田、湿地。遺構は殆んどない。
地図
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略史　　戦国時代、九鬼氏四代泰隆は田城を築き、波切城から移った。その後九鬼氏は志摩一国を支配しようと近隣を侵攻したが、北畠国司家の支援を受けた他豪族の反撃を受け、六代浄隆が急死し落城した。浄隆の弟嘉隆は信長の先鋒として志摩に攻め込み、諸豪族を平定し田城に入城、更に浄隆の遺児澄隆を暗殺して九鬼氏の当主となった。嘉隆は海辺の鳥羽に城を築城して移り、豪族の城を全て破壊したが、この際田城も廃城になった。
城碑
遠望
同
主郭・九鬼神社