日本の城跡

佐久城(別称:浜名城)


本郭に架かる土橋
訪問日 H28年 5月
ポイント 浜名湖沿岸は、今川氏時代に水軍機能を優先した城郭が多く築城された。しかし徳川氏の時代に改造され、本郭大手の分厚い土塁に桝形虎口、前面には土橋と馬出郭といった三河地方に多い特異構造を持っている。
印象 東急リゾートタウン内にある。本当に別荘の隣にある。期待以上の城だった。馬出郭、土橋、幅広く深い空堀、土塁等が残る。今川氏家臣として、家康の遠江侵攻に抵抗した。土豪の城として、見応えは充分。
地図
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略史  浜名湖北岸の名族、浜名氏塁代の居城。浜名氏は南北朝争乱の時、北朝に与した為一時、井伊氏に追われ流浪したが、北朝の勢力回復と共に復帰し、1348年清政の時に築城した。以後子孫は足利幕府の奉公衆として、常に京都にあって将軍の側近として活躍した。九代頼広の時、徳川家康の遠江侵攻にあたり、守護今川家の為に徹底抗戦したが、力尽き降伏滅亡した。城は家康家臣の本多信俊が入城したが、子の信時の時、新たに野地城を築いた為、廃城となった。

遠望

堀切

堀切

堀切

南郭方向

南郭

馬出郭

馬出郭土塁

本郭とお馬出間の空堀



同に架かる土橋


本郭虎口

虎口土塁


本郭



井戸跡

搦め手口

井戸跡・長屋跡

本郭土塁

本郭からの眺望

隣接するリゾートマンション