日本の城跡

大湯環状列石

万座環状列石
訪問日 H22年 8月
ポイント 万座遺跡の環状直径は46mもあり、日本で最大のストーンサークルである。組石は万座で48基、野中堂で44基あり、それぞれの組石の下に墓壙があることから共同墓地と考えられる。中央の立石は約8キロ離れた安久谷川から運んだと推定できる。この環状列石は日時計状の組石があり、この日時計中心部から環状列石中心部を見た方向が夏至の日に太陽が沈む方向になっている。中央の円柱状の石を立てている点で鹿児島県指宿市の成川遺跡と共通性がある。
印象 前回訪問時より、整備され見やすかった。葬送・祭祀の遺構であろう。それにしても青森の三内丸山遺跡や当地を見ると、縄文時代にも奥羽地方に活発な人の流れがあったことに感嘆する。
地図
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略史  縄文時代後期の大型の配石遺跡で、130mの距離をおいて野中堂と万座の環状列石で構成されている。川原石を菱形や円形に並べた組石の集合体が外帯と内帯の二重の同心円状に配置されている遺構である。外輪と内輪の中間帯には、一本の立石を中心に細長い石を放射線状に並べ、その外側を河原石で三重四重に囲んでいる。この形から”日時計”と言われており、万座と野中の両方にある。
万座環状列石 野中堂環状列石